なにもかもを新しくし心を引き締める日が元旦

一年も目標を決めて怠けず励むようにしましょう

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日本のお正月文化

なにもかもを新しくし、心を引き締める日が元旦です。
一年も目標を決めて、怠けず励むようにしましょう。
昨年と同じ過ちや間違いは二度と繰り返さないように心の中で誓い、
正月を出発点として今年一年を元気で送りましょう。

 

 

飾りつけで年神様をお迎えし、おせち料理で一年の健康を願う
「あけましておめでとうございます」
年頭に、家族揃って取り交わすこの挨拶は、
新しい年を無事に迎えることができた謙虚な喜びが込められている、すばらしい言葉です。
一月一日、今日から新しい年が始まります。
カレンダーを新しくするだけでなく、希望に溢れた一年になるようにと、
固い誓いを立てることがありますが、『元旦』の『元』は一年の初め、『旦』は朝のことで、
一月一日の朝のことを元旦といいます。
年賀状に『一月一日元旦』、『一月元旦』と記すことは間違いであることがわかります。

 

昔から日本では、新しい年神様を迎える正月準備のために、いろいろな飾りつけをしてきました。
年神様は穀物の神様であり、祖先の霊であると考えられていました。

 

正月を迎えるにあたっては、家の内外の清掃をし、門松を立て、注連飾りを飾り、鏡餅を供えます。
そして、若水を汲み、屠蘇を飲んで、お正月のお料理(雑煮、おせち料理、餅など)を食べて、一年の健康を願うというのが風習です。
初詣、初夢、お年玉、年賀状も、正月ならではのものです。
正月行事の終わりとなる日は、一月二十日の二十日正月です。
関西では骨正月といい、正月に食べて残った鰤の骨や頭を使った料理を食べました。
それぞれに意味のあることですから、よく味わいましょう。

 

 

若水
一月一日の朝一番に、初めて汲む水のことです。
かつてはこの水を年神様に供え、その水で雑煮を作っていました。
今では井戸の水を汲むという生活はほとんどありませんので、
このしきたりはなくなってしまったといってもよいでしょう。

 

わずかに、水道の蛇口に注連縄が結ばれていることがその名残でしょうか。
昔は、この水は邪気を祓い、飲むと若返ると信じられていました。
とにかく、その年の初めてのものに意味を感じることは、
心新たな気持ちになるということからも大切なことです。

 

 

年玉
年玉とは、年神様からの賜り物(年賜)ということが、もともとのいわれでした。
室町時代には、丸い餅が配られていたようで、餅を食べることにより一つ年をとる、
ということが本来の年玉の意味でした。
それがやがて金銭や品物に変化していき、現在では子供に現金を渡す習わしとなりました。
子供にお年玉を渡すとき、少しだけでもいわれを伝えながら、渡すことも大切です。

 

 

屠蘇
本来、屠蘇は薬草です。
肉桂皮、山椒、陳皮、白朮、大黄、桔梗、乾姜、防風などを調合し、それをお酒や味醂に浸して飲みます。
屠蘇は、邪気を祓い、鬼気を屠絶し、人の魂を蘇生させるといわれています。
中国では、元旦に飲めば、一年間の魔除けになるとされています。
年少者から飲むのが通例ですが、独特の匂いがあり、お酒なので子供に飲ませるわけにはいきません。
そこで、京都では『大福茶』を飲みます。

 

平安時代に疫病が流行った際、空也上人が観音様に供したお茶を病人に施され、
疫病が退散したということが、その始まりとされています。
京都の六波羅蜜寺では大福茶を『皇服茶』と称し、正月三が日の間に飲み回す行事があります。
家庭では、小梅、昆布(結び昆布)、黒豆などを入れて飲み、邪気を祓います。
招福息災にもなり、子供たちにも飲みやすいでしょう。